2021/07/14

ICT教育について(その1)

 本校のICT教育の目的は、生徒が本来もっている学習意欲を引き出し、自ら進んで学習に取り組み、必要な情報を収集・選択して考え、判断し、表現することができる力を育むことです。

 例えば、クラス全員の考え方や発想などを共有することで、それぞれが新しい発見をし、お互いに刺激し合い、さらに面白いアイデアを生み出すきっかけを作るために、本校の教員は授業の中でClassi NOTE や Jamborad を活用しています。

Classi NOTEの活用(国語)
Jamboardの活用(社会)

 意欲的に学習をするうえで大切なことの一つは、生徒一人ひとりの理解度にマッチした最適な問題を解くことです。また、学習効果を高めるうえでも、簡単過ぎず、難し過ぎず、各々の力量に応じた内容を取り組むことが重要です。

Qubena数学
Qubena英語

 そこで、本校では英語と数学において、AIが一人ひとりに合わせて最適な問題を出題するシステムを備えた Qubena を導入しています。Qubena はヒントや解説が充実しているため、生徒たちは自学自習で使用し、自律的な学習をしています。

Qubena公式ホームページ(リンク)

 生徒の皆さんからは、タブレットを使った学習が楽しいという声が多く寄せられています。

 ややもすると、ICT教育は「とにかくタブレットや電子黒板を使うこと」が至上命題となりがちで、「何のためにICTを活用するのか?」という目的がぼやけてしまうことが多々ありますが、勝田中等では冒頭に述べたテーマに沿った活用を常に心がけています。

 それにしても、驚きなのは生徒たちの持っている力です。初めてタブレットに触れたときには、タイピングがおぼつかない生徒が多かったのですが、今では大人顔負けの速度でタイプしています。気が付くと、タブレットを当たり前のように使いこなし、教員よりも詳しくなっている生徒もいます。