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2025/12/26

WWL全国高校生フォーラム出場!

 12月21日(日)、東京都にあるオリンピック記念青少年センターにて、中5の上田さん、金子さん、𠮷田さん、中4の奥平さんのチームが、全国高校生フォーラムに出場し、英語によるポスターセッションをおこないました。

発表内容は、本校で実践している、生徒たち自身による留学生チューター制度についてです。他の学校にこの制度を広めるために作成したパンフレットも披露しました。

▼実際に使用したポスター
 
▼発表中の様子
 


結果は惜しくも決勝進出とはなりませんでしたが、内容、話し方、質疑応答のいずれも非常に優れており、審査員の先生方から高い評価をいただきました。

また、生徒交流会では、それぞれ違うグループに参加し、「Future of education(教育の未来)」について話し合いました。本校生の皆さんは特に積極的に意見を述べ、リーダーシップを発揮しました。

▼交流会の様子
 
▼グループの代表発表も務めました

全国レベルで活躍する先輩たちの姿を見て、後輩たちにも探究活動を通じた成長を感じてほしいと思います。

2025/11/18

茨城県WWL×常磐大学 「(外国にルーツを持つ子どもへの)日本語支援体験講座」

 令和7年11月13日(木)の県民の日に、常磐大学×茨城県WWLによる公開講座「日本語支援体験講座」が常磐大学で開かれました。この講座は、茨城県WWLのコンソーシアムメンバーである常磐大学人間科学部の飯野令子教授と石﨑友規准教授が、茨城県WWLの拠点校である本校と連携校のために企画してくださいました。

本校からは日本語教育や外国人支援に関心のある5名の生徒が参加しました。この講座は、教員免許を取得するための勉強をしている常磐大学の学生と一緒に行いました。

まず最初に、飯野教授から、

・外国にルーツをもつ子どもたちが、家族間であっても同じ言語で意思疎通が図れないなどの複雑な言語環境に置かれており、日本語の学習の支援を必要としていること

・そうした子どもたちは、親が生きるために祖国を離れ、日本に外国人として来日したことで、非常に大きなストレスにさらされ続けること

などについて講義をしていただきました。

実際にひたちなか市に小学校のときに来日し、親は日本語をいまだに十分に話せない環境にありながら、自分自身は大変な努力をして日本語を習得し、常磐大学に学んでいるフィリピン出身の学生にも話を聞きました。彼女の妹は日本語しか理解できず、親が話すフィリピンのことばができないため、家では、彼女が親と妹間の通訳をしているそうです。

その後、石﨑准教授による、常磐大学の教職課程の学生たちの授業にお邪魔し、外国人児童生徒と一緒にゲームを楽しみながら日本語を学ぶ、というプロジェクトに参加しました。

最初に、笠間市の日本語支援団体でボランティアとして外国人児童の日本語教育に関わっている学生の方から、日本語支援をどのように行っているかというプレゼンがありました。

その後、グループごとに分かれ、それぞれに考案した日本語を学ぶためのゲームを、この日のために訪れてくれた外国人児童生徒と一緒に楽しみました。

最初は本校生も戸惑っていましたが、積極的に子どもに話しかけ、ゲームを盛り上げようとする常磐大学生たちの配慮のおかげで、だんだんとプロジェクトの一員としてゲームに参加できるようになってきました。
  外国人児童に、グループで考案したお買い物ゲームを教えています。「この字は読めるかな?」本校生が手伝っています。
配られたひらがなのカードを組み合わせて、言葉を作るゲームです。
           
 「どういうことばができるかな?」外国人児童と一緒に考えています。
  小さい小学生から同い年の高校生まで様々な外国にルーツを持つ子どもたちと話すことができました

 水戸市の日本語教室から来てくれた国籍も年齢も多様な外国にルーツを持つ子どもたちと関わることで、これからの学校教員にはこのような日本語支援を必要とする児童生徒への指導の知識や経験が必要になる、ということがわかりました。

以下は生徒の感想です。
◆この活動を通して、日本語が不自由なこどもにも様々なタイプがあることや、母国語と日本語を同時に学ぶことでどちらも伸ばすことができるなど、初めて知った大切な学びがありました。大学生の方々との交流では、人との接し方を自然に学ぶことができました。この経験は、将来や進路で悩んでいた自分に大きなヒントをくれました。この講座に参加することができて本当によかったです。
◆日本国籍をもっていても日本語学習の支援が必要な外国人が1万人以上もいる現実に驚きました。大学生が考えたゲームでは、外国籍の子供たちと一緒に日本語を通して遊ぶことができて楽しかったです。よい異文化交流の機会となりました。
◆外国にルーツをもつ子供たちで、なぜ日本語が話せない子供たちがいるのか理解することができました。今回、これまで自分がボランティアで関わってきたひたちなか市の日本語教室での経験が役に立ちました。あっと言う間の3時間でした。今私は「やさしい日本語」について調べています。常磐大学の皆さん、ありがとうございました。
◆このイベントに参加できて本当によかったです。年々増加している日本語の支援を必要とする外国にルーツをもつ子供たちの課題などを学んだあと、実際に外国籍の子供たちと日本語のゲームを通して一緒に楽しむことができてとても貴重な経験になりました。自分には、外国にルーツをもつ友人がいるので、今回の講座を親身になって聞くことができました。彼らは、母国語と日本語という言語の違い、さらには文化の違いを、小さい頃から受け入れなければならず、とても大変だと思います。今回の活動を通して、言語を学ぶ側ではなく、言葉を教える側の難しさに気づきました。ありがとうございました。
◆日本語指導が必要な外国人にも色々な背景をもつ人がいることを学んだ。大学生との交流を通して、外国人も楽しめるゲーム作りも学ぶことができた。ふだんボランティアを行っているひたちなか市の日本語教室に通ってくる外国人とは違った年齢層の人と交流できて楽しかった。

勝田中等教育学校は、茨城県WWLの拠点校として、「茨城県を未来型ダイバーシティ県にするための教育」をテーマに探究活動を行っています。生徒たちは、3年次のグローバルゼミ、4~5年次の英語ゼミを通して、多文化共生社会について学び、課題解決に向けて様々な研究をしています。今回の常磐大学主催の「日本語支援体験講座」は、そのような生徒にとっても非常に貴重な学びの機会となりました。常磐大学の先生、学生の皆さん、本当にお世話になりました。

11/30(日)には、本校の体育館において、茨城県WWL(本校)×茨城大学×茨城高専×ひたちなか国際交流協会による「防災運動会」を開きます。地域の外国人と日本人がともに、防災知識を楽しみながら身に付けようという企画です。興味がありましたらぜひご参加ください。









2025/10/14

WWL茨城県高校生フォーラム

 10月13日(月)につくば国際会議場でWWL茨城県高校生フォーラムを開催しました。

昨年に続いて第2回目となる今回は、茨城WWLの拠点校である勝田中等教育学校の生徒の他に、連携校から並木中等、下妻一高、鹿島高校の生徒が参加して賑やかに行いました。

テーマは「茨城県をダイバーシティ先進県にするためには」。

午前中は、「ダイバーシティ研修」です。多文化共生の課題と共生のためのコミュニケーションについて学びました。13のグループに分かれて、多文化共生で起こり得る課題とその解決策を話し合い、最後に発表を行います。異なる学校の生徒がグループになり、各グループに外国人が加わって話し合いを行いました。

すぐに打ち解けました

英語を使って話し合っています
 
いろんな国の人と意見交換
解決策を発表

【生徒感想】日本人が考える「外国人が日本で困ること」と外国人が考える「外国人が日本で困ること」は、大きな違いがあり、私たちでは気が付けないことがあると感じた。


午後の最初はポスター発表です。10チームが発表を行いました。10チームそれぞれが、ダイバーシティをテーマに4分間のプレゼンテーションと6分間の質疑応答を2回ずつ行いました。発表と質疑応答はすべて英語で行います。最初は緊張していた生徒たちも、自分たちの考えを皆さんに伝えようと、堂々と発表を行うことができました。どの発表も伝えたいメッセージがしっかりあり、発表している言語が英語だということを忘れてしまう程に興味深い発表でした。
審査員とオーディエンスに向けて発表
どの学校の発表も素晴らしい!

「茨城ダイバーシティ賞(優勝)」を受賞
留学生サポート体制を生徒が構築

「研究内容の部 優秀賞」
ポストハーベストロスを止めたい!

「防災運動会」で共生社会を目指します

「やさしい日本語」を広めたい!

誰もが安心して食を楽しめるための工夫

【生徒感想】ただの調べ学習ではなく、既存でない独自の解決策を考案して多面的に説明できていた。また、発表の仕方や質疑応答時の英語での説明が分かりやすかった。


基調講演は国際基督教大学の橋本直子准教授による「世界における移民政策:日本がめざす共生社会への示唆」です。日本では本当に外国人が急増しているのか?日本における移民の割合はどのくらいなのか?人の移動の光と影にはどんなことがあるのか?共生社会の実現のために、世界各国はどんな政策をとっているのか?など、共生のために必要な知識をわかりやすくお話しくださいました。いかに自分たちが知らないのかということに気づくことができ、これから自分たちがどうしていけばよいのか皆が考えました。

難民・移民政策、国際法などがご専門の
橋本先生の話に引き込まれる生徒たち

質問の手が上がります


【生徒感想】・外国人や移民という言葉の定義について知り、実際に周りにいる外国籍の人々との関わり方について考えることができました。まずは相手を知り尊重する姿勢を持ち続けたいです。・SNSやニュースなどで外国人による問題が増えている、犯罪が増えている、などということを聞いていたが、統計を見ると意外とそうではないことに気が付き、新たな視点を持つことが出来てよかった。・移民についてのイメージが変わり、これから日本が受け入れるべきか、受け入れるならどのような体制を整える必要があるのかを様々な人と議論したいと思った。


拠点校(勝田中等教育学校)生徒による発表では、長期留学をした生徒と、海外研修に参加した生徒が、自分たちの経験と学びについて英語で発表を行いました。

カナダに1年間留学した3人。留学を
とおしてたくましく成長しました。
楽しさも苦労もすべてが人生の糧に。

海外大学体験研修に参加。
マレーシア、シンガポールの大学で学生と
交流し自分の将来について考えました。
【生徒感想】・学校、コンフォートゾーンから飛び出して自分の興味や将来のキャリアのために挑戦をしている姿がかっこいいと思った。・長期、短期両方の発表を聞けたのが良かった。茨城大学の副学長先生も講評で仰っていたが、高校時代チャンスがなくても、大学でも望めば海外渡航の機会があること、それを自ら掴みに行く生徒を育てていくことが教育の役割とも再確認した。


最後はパネルディスカッションです。「多文化共生社会の実現のために私たちができること」をテーマに、代表生徒と地域に住む外国人の方々が英語でディスカッションを行いました。午前中のダイバーシティ研修、午後の橋本先生の講演を受けて、考えが深まった皆さん。それぞれが自分の立場で意見を述べました。

代表生徒の皆さん。流暢な英語で、
自分の経験を交えて意見を述べます。

留学生の意見も貴重です

【生徒感想】留学生、日本人、外国人がそれぞれの思いや考えを発表し、話し合ってる所を聞くことが出来てオーディエンスも良い経験になった。


異なる学校、異なる国から集まった人が一緒にダイバーシティについて考えた一日でした。講評をいただいた先生方からは、「ここに集まった生徒たちが共生社会の実現のためのボタンを押している。これを周りに広めて行くことを期待している。」という言葉がありました。





たくさんのことを学び、新しい友だちもできた一日でした。
参加してくれた皆さん、発表のために一生懸命準備してくれた皆さん、お疲れ様でした。

来年度のWWL茨城県高校生フォーラムではどんな発表が見られるでしょうか。










2025/07/01

柳井スカラーズキャラバン(海外進学奨学金制度についての説明会)

 令和7年6月28日(土)14:00〜17:00、本校洗心館において、公益財団法人柳井正財団より講師をお招きし、海外大学進学奨学金についての説明会「柳井スカラーズキャラバン」を実施しました。本校生、他校生、保護者あわせて20名の方が参加してくださいました。

当日は、ハーバード大学やイエール大学、オックスフォード大学など英米の名だたる有名大学に、柳井奨学金を活用して進学した奨学生5名が来てくれました。特に日立一高からハーバード大学に進学した松野知紀さんは、4年前に本校が開校した年にも「みらたんカフェ」の講師として来てくださったことがあり、当時の生徒と再会を喜びました。

     日立一高からハーバード大学に進学した松野さん

第1部では柳井スカラーズキャラバンについての説明に加え、奨学生の皆さんからそれぞれ の大学やご自分が勉強した内容などについてプレゼンがありました。アメリカの大学は日本のように文系・理系に分かれてから受験をするのではなく、まずは入学して幅広く勉強してから自分の専攻を決めることができることや、イギリスの大学では、最初から専攻を決めて、少人数で深く専門的に学ぶなど、国によって大学の在り方が違うこともわかりました。

     奨学生はフレンドリーで優しい方々ばかりでした!

その後のパネルディスカッションでは、「推し活」という身近なテーマから「大学の様子」「高校時代の考え方」「海外を目指し始めた時期・きっかけ」というテーマまで、アットホームな雰囲気でお話しいただきました。早くから海外大学を目指して準備した人もいれば、高3で決意を固めてからラストスパートをかけた人まで様々ですが、どの奨学生も「自分の夢に向かって一歩踏み出す」ことの大切さを熱く語っていました。

 
 生徒に自分から話しかけ、やさしく相談にのってくれる奨学生
   

第2部では生徒向けにはワークショップ、保護者向けには留学に関する説明を行ないました。特に保護者向けの説明では、海外大学に申請するときに必要な様々な書類について細かく説明もありました。

       熱心に説明を聞く保護者のみなさん

今回のイベントについて生徒の感想の一部を紹介します。

・はじめは海外大学という選択肢をあまり考えていなかったのですが、奨学生のみなさんが自分の夢や目標に向かって進んでいる姿を見て、私もそんな風になりたいと思いました。

・今回のイベントは自分のことと将来を見つめなおす機会になりました。財団の皆さんがとても親身にやさしく会話してくれたおかげで楽しみながら自分の視野を広げることができました。

・大学や海外の文化、高校のエピソードなどを聞けてとても楽しかったです。私も将来の大学や職業に向かって行動してみよう、と思いました。

      生徒にアドバイスしてくれる奨学生

今回のイベントは、勝田高校が拠点校を務める茨城県WWLコンソーシアム支援事業の一環で、柳井正財団様のご協力を得て開催したものです。柳井財団の皆さま、奨学生の皆さま、遠いところお越しいただき、素晴らしい時間をありがとうございました。






2025/01/16

WWL茨城県高校生フォーラムを開催いたしました!

 令和6年12月19日(木)にWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)茨城県高校生フォーラムが開催されました。第1回目となる今回は、茨城WWLの拠点校となる勝田中等教育学校が中心となって行いました。

テーマは「多文化共生社会の実現のために私たちができること」。

未来の多様性社会を見据えた教育の推進を目指し、生徒たちを中心に意義深い時間を共有しました。


第一部の基調講演では、武蔵大学国際教養学部の東郷賢教授をお迎えし、

Are you ready for a world-class education?」

と題したお話をいただきました。多文化理解やグローバル社会における教育の可能性について、深い洞察を得られる内容でした。






第二部では、高校生平和大使による発表やグローバルゼミの学生による研究成果のプレゼンテーション・パネルディスカッションが行われ、生徒の視点から多文化共生社会の実現に向けた具体的な提案がなされました。















自らの学校や地域での実践例や課題について、真剣に議論する姿が印象的でした。


参加者の皆様からも、「視野が広がった」「多文化社会について改めて考える良い機会になった」といった声をいただき、大変充実したイベントとなりました。


ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。今後もこのような取り組みを通じて、多様性を尊重し合える社会の実現を生徒とともに目指していきたいと思います。