10月13日(月)につくば国際会議場でWWL茨城県高校生フォーラムを開催しました。
昨年に続いて第2回目となる今回は、茨城WWLの拠点校である勝田中等教育学校の生徒の他に、連携校から並木中等、下妻一高、鹿島高校の生徒が参加して賑やかに行いました。
テーマは「茨城県をダイバーシティ先進県にするためには」。
午前中は、「ダイバーシティ研修」です。多文化共生の課題と共生のためのコミュニケーションについて学びました。13のグループに分かれて、多文化共生で起こり得る課題とその解決策を話し合い、最後に発表を行います。異なる学校の生徒がグループになり、各グループに外国人が加わって話し合いを行いました。
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すぐに打ち解けました |
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英語を使って話し合っています |
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いろんな国の人と意見交換 |
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解決策を発表 |
午後の最初はポスター発表です。10チームが発表を行いました。10チームそれぞれが、ダイバーシティをテーマに4分間のプレゼンテーションと6分間の質疑応答を2回ずつ行いました。発表と質疑応答はすべて英語で行います。最初は緊張していた生徒たちも、自分たちの考えを皆さんに伝えようと、堂々と発表を行うことができました。どの発表も伝えたいメッセージがしっかりあり、発表している言語が英語だということを忘れてしまう程に興味深い発表でした。
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審査員とオーディエンスに向けて発表 どの学校の発表も素晴らしい! |
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「茨城ダイバーシティ賞(優勝)」を受賞 留学生サポート体制を生徒が構築 |
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「研究内容の部 優秀賞」 ポストハーベストロスを止めたい! |
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「防災運動会」で共生社会を目指します |
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「やさしい日本語」を広めたい! |
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誰もが安心して食を楽しめるための工夫 |
基調講演は国際基督教大学の橋本直子准教授による「世界における移民政策:日本がめざす共生社会への示唆」です。日本では本当に外国人が急増しているのか?日本における移民の割合はどのくらいなのか?人の移動の光と影にはどんなことがあるのか?共生社会の実現のために、世界各国はどんな政策をとっているのか?など、共生のために必要な知識をわかりやすくお話しくださいました。いかに自分たちが知らないのかということに気づくことができ、これから自分たちがどうしていけばよいのか皆が考えました。
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難民・移民政策、国際法などがご専門の 橋本先生の話に引き込まれる生徒たち |
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質問の手が上がります |
拠点校(勝田中等教育学校)生徒による発表では、長期留学をした生徒と、海外研修に参加した生徒が、自分たちの経験と学びについて英語で発表を行いました。
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カナダに1年間留学した3人。留学を とおしてたくましく成長しました。 楽しさも苦労もすべてが人生の糧に。 |
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海外大学体験研修に参加。 マレーシア、シンガポールの大学で学生と 交流し自分の将来について考えました。 |
最後はパネルディスカッションです。「多文化共生社会の実現のために私たちができること」をテーマに、代表生徒と地域に住む外国人の方々が英語でディスカッションを行いました。午前中のダイバーシティ研修、午後の橋本先生の講演を受けて、考えが深まった皆さん。それぞれが自分の立場で意見を述べました。