令和7年5月9日(金)にアメリカからマサチューセッツ工科大学の研究者ラジェッシュ教授と、教育起業家の白川寧々(同じくマサチューセッツ工科大学卒業)さんがいらっしゃいました。ラジェッシュ教授が開発し、今世界中の学校で導入されている「Zero2Maker」というSTEMプログラムを、本校の3年次生を対象に試験的に実施するためです。
白川さん(左)とラジェッシュ教授しかもバイリンガルのミネルバ大学生がティーチングアシスタントという、夢のような組み合わせ。マサチューセッツ工科大学はほぼハーバード大学と並び称される超エリート大学、そしてミネルバ大学はそのハーバードよりも人気がある大学として注目されている大学なのです。 ミネルバ大学からお手伝いに来てくれた3人は、放課後に座談会も開いてくれました(ブログ「ミネルバ大学生と話そう」参考)
今回は、経産省の補助金事業に採択され、そんな憧れの先生・大学生に囲まれて実施する夢の授業が実現しました。授業の中で「Zero2Maker」プログラムの一部の「Ideation(アイデア出し)」というワークショップです。
本校は今、英語教育だけではなく、未来のテクノロジー人材を育成するSTEAM教育・起業家精神教育にも力を入れています。海外の大学では、英語力はもちろんのこと、テクノロジーや起業家精神も重要視されているからです。
「アップル社の創業者のスティーブ・ジョブズのような自由な発想をしたければ、10人中9人に『いいね』と言われるようではダメ。10人中9人が『バカじゃない?』『そんなの無理だよ』と言われるようなアイデアを出せるようにならないと」
ラジェッシュ先生のそんな驚くような指示で、「100億円を使って実現するアイデア」や「親や先生から怒られるようなアイデア」を2分間でたくさん出していきます。
1時間だけのワークショップでしたが、生徒たちは自分のリミットを外して、どんどん奇想天外なアイデアを出していきました。最初の2分間でたった5つくらいしか出なかったアイデアが、だんだん1分で10こくらい出るようになり、最後は40を超える数のアイデアに!生徒たちは、自分の枠を外して自由に発想していく時間をとても楽しんでいました。
最初は恥ずかしかったり、自分のプライドが邪魔してなかなかアイデアが出なかったけれど
最後はこんなにたくさんのアイデアが出ました!
7月にはまたこのお二人に来ていただき、「Zero2Maker」プログラムを2日間で体験する「Global Boot Camp」を本校で開催する予定です。生徒の参加をお待ちしています。
本校では、「英語×DX(テクノロジー)」教育を通して、未来の社会で最も必要とされるグローバル人材を育成していきます。