この夏も、オーストラリア研修以外にも、たくさんの生徒が海外に飛び立っていろいろな経験をしてきました。一部を紹介します。
【高校生平和大使としてスイスへ】
中4の田口さんが、高校生平和大使として、スイス・ジュネーヴの国連欧州本部を訪れました。
今年は高校生平和大使の募集に全国からおよそ500人の応募があり、選考の結果、17の都道府県から23人の高校生が選ばれました。
今回のスイス訪問は、高校生1万人の署名を国連に届け、核兵器の廃絶と世界の平和を訴えることが目的です。軍縮会議を傍聴する機会もあり、各国の大使から「憎しみを解決するために歴史を正確に認識してほしい」などの言葉がかけられました。田口さんは、国連軍輸部事務所長のレジ ンバルさんの「1つの視点からだけでなく、様々な視点から 学ぶことが大切だ」という言葉が心に残ったそうです。
「政府の声はとても影響力がありますが、一人一人に まで届けることはできません。私達は、身近な所から一人 一人、声を届けることができます。高校生平和大使の任期は 核が無くなるその日まで。今回の派遣でより一層強くなった 平和への思いを、これからも訴え続けていきます。(田口さん)」
【カナダ・デルタ・サマーキャンプ】
中3中里さん、中4臼井さん、小澤さんがカナダのブリティッシュコロンビア・デルタ地区で行われたサマーキャンプに参加しました。3週間の滞在で、ホームステイ、語学学校での英語学習、観光を行い、世界から集まった同年代の友達と友情を育み多くのことを学びました。
「一番感じたのは現地のフレンドリーな雰囲気です。カナダで出会った人はみんなフレンドリーで知らない人でも気軽に話せる距離感でした。異文化の人々と交流するのはとても楽しく、英語スキルをもっとあげれば、よりお互いを理解できると感じました。(臼井さん)」
「カナダに行ったことで、食事や日常生活などの文化の違いを知ることができました。今回得られた経験を元により一層英語の勉強に励み、また再びカナダを訪れたいと思いました。(中里さん)」
【アメリカ研修】
中4の西野光さんがアメリカ研修に参加しました。1週間の日程で、コロンビア大学や、国連本部を訪れ、最後にニューヨーク市内の観光をしました。参加者と世界の問題や、社会と自分との関わりをディスカッションしたり、現地の高校生と、自分の国や将来の夢などを話したりすることを通して、自分について深く考えるいい機会となったそうです。
【マレーシア大学見学会に参加】
中4の大和田さん、下川部さんが7月末に行われたマレーシア6大学見学会に参加しました。本校が指定校推薦の協定を結んでいるテイラーズ大学やサンウェイ大学を含む6大学は、素晴らしい環境や、留学生の多さ、学問レベルの高さ、就職につながる学び、奨学金の充実などそれぞれに魅力的だったそうです。実際に行って直接見てくることでわかることがたくさんあったそうです。
感想
「6つの大学それぞれに特色や個性があり面白いものばかりで、実際に体験授業を受けると、明るくディスカッションが多めで退屈のない授業スタイルでした。まだ将来何をしたいかも決まってるわけではない中で、海外大学への進学も視野に入れることができ、充実した見学会になりました。(大和田さん)」
「マレーシアに行く前は不安が大きかったのですが、訪れたクアラルンプールは都会という印象で、治安もよく、マレーシアへのイメージが変わりました。大学も日本とは雰囲気が違って、違う自分になれそうだととても魅力的に感じました。(下川部さん)」