5月25日(水)に本年度第1回のミラタンカフェを開催しました。
ミラタンカフェは、様々な分野で活躍する講師を迎え、生徒とディスカッションを通して交流することで、生徒が自らの進路などに関して深く考える機会を提供することを目的に行っている行事です。様々な講師との交流を通して、生徒が刺激を受け、自らの在り方生き方への考えを深め、行動が変容することを期待しています。カフェのような柔らかく自由な雰囲気を醸成することで、自由で活発な議論を促進しています。
今回は、茨城大学全学教育機構国際教育部門 准教授(言語学博士)の瀬尾匡輝先生と茨城大学で勉強している留学生(中国、台湾、スリランカ)3名をお招きし、『ちがいを楽しむ―多文化共生へのはじめの一歩「異文化理解」「多文化共生」ってなに?!』という内容でワークショップを行っていただきました。人々が地域を越えて移動をする現代社会において、多様な背景を持った他者を理解することの重要性が求められています。シミュレーション活動を通して他者との違いに気づき、多様な立場や考えを理解し、それらの経験を通して自分なりの考えを表現し、問題解決に向けた行動がとれるようになることを目指した講座です。約40名の中等生・高校生が参加しました。
中等生、高校生、留学生が一緒に活動しています。
最初にゲームを通して「異文化に入って生活するとどう感じるか」「異文化から来た人を受け入れるのはどういうことか」を疑似体験しました。その後、茨城県やひたちなかにはどれくらい外国人が住んでいるのかについて学び、普通の日本語よりも簡単で外国人にもわかりやすい「やさしいにほんご」について学びました。最後に行った留学生との座談会では、生徒たちは早速「やさしいにほんご」を使って留学生に質問をしていました。
「やさしいにほんご」を使って留学生に質問する生徒たち。
生徒たちからは、「いろいろな文化の人と暮らすと初めにどのように感じるのかがなんとなく分かった。」「やさしいにほんごを使って外国人と交流するときの注意点が分かった。」「留学生に質問ができて楽しかった。」などの感想があげられました。
最後は皆で記念撮影をしました。
次のミラタンカフェは6月に実施の予定です。