2025/11/07

ひたちなか市教育長への表敬訪問~グローバルに活躍する本校生~

  令和7年11月6日(木)の夕方に、世界大会や海外派遣プログラムに参加した本校生がその成果をひたちなか市教育長に報告するため、表敬訪問を行いました。

左から校長、5年次雨谷さん(高野小出身)、4年次奥平さん(高野小出身)、5年次今立さん(堀口小出身)、5年次上田さん(堀口小出身)、ひたちなか市の秋本教育長                                   

まず、World Scholors' Cup(ワールドスカラーズカップ)のソウル世界大会に参加した雨谷さん、今立さん、奥平さんが、世界大会の様子と成果を報告しました。詳細については、本ブログをご覧ください。勝田中等教育学校公式ブログ: ワールド・スカラーズ・カップ(WSC)世界大会出場!
この世界大会には3年連続で本校から出場しています。今年は雨谷さんのチームが金賞、奥平さん・今立さんのチームが銀賞を獲得しました。そして個人では雨谷さんが銀賞を受賞し、アメリカのイェール大学で行われる決勝への切符を獲得しました。 
  次に、AIG高校生外交官プログラムの日本の代表高校生20名の一人に選ばれ、2週間アメリカのワシントンDCに派遣された上田さんが、アメリカ代表の高校生とともに過ごしたプログラムについて報告しました。

上田さんは、アメリカの政治や文化を肌で学ぶこのプログラムの中で、2週間アメリカ代表の高校生の一人と共同生活をし、いろいろな活動をともにする中で、お互いの理想や課題を話し合ったり、すれ違いを乗り越えたりしてきました。そして、国や文化が異なる高い志をもった仲間と強い絆で友情を育むことで、一段と成長し、「もっと成長したい」という強い気持ちをもったと言います。

この4人は市内のひたちなか市立の小学校出身ですが、県立学校で大いに活躍しています。最後にひたちなか市教育委員会の皆さんにも挨拶をしました。

将来今回の4人が、高市首相のように未来の女性のリーダーとして活躍してくれる日がくることを期待しています。


ミラタン・カフェ「エンジニアのお仕事」

 11月5日(水)に講師に日立エナジージャパンからProject engineerの滝沢直也先生をお招きしてミラタン・カフェ「エンジニアのお仕事」を行いました。

中学で英語に興味がわき、高校では理科や数学に興味、広く学べる大学へ進み、電気電子を学びました。何がやりたいかわからないまま就職活動の時期を迎え、悩んだ末「電気が一番大事だ!」と思い、電気に関連する会社へ就職したそうです。

「装置や仕組みをつくる人」をエンジニアといいます。いろんな分野にエンジニアがいます。機械系、電気系、情報系などなど。身の回りのあらゆるものにエンジニアの仕事が関わっています。情報(ソフト)ともの(ハード)の両方のエンジニアリングがあります。重工業のエンジニア、ITのエンジニア、ゲームのエンジニアなどそれぞれの仕事内容がどういうものなのか、そして中学高校の勉強でどんな力をつけておくことが必要かを教えて下さいました。 

エンジニアの仕事に就くためには、中学高校時代に数学(特に三角関数)、物理、技術・家庭、情報などの勉強をしっかりしておく必要があります。プログラミングでは英語が重要、お客さんが何を欲しがっているのかをきちんと読み取らなければならないので国語力はとても重要、ゲームには光の使い方などが関わってくるから物理が重要、すべての分野で早く情報を入手するために英語が重要・・・要するに、いろいろな分野の勉強を頑張っていると将来の仕事につながってきそうです。



全体会が終わった後も、いろいろ質問が出ました。物理の教科書を出して、頭をくっつけてあれこれ説明し合ったり、何やら計算し始めたり。変圧器の仕組みに興味がある人もいました。



最後には進路や人生についての質問も。海外での仕事経験も豊富な滝沢先生からのメッセージは、

・違う考えを持っていても、どちらが合っていてどちらが間違っているではなく、見方・考え方が違うだけで「どっちも正しい」。

・大学にしても就職にしても、人に決定を任せず「自分で決める」のが大事。


エンジニアのお仕事だけでなく、人生についても考えてみた良い時間でした。

滝沢先生ありがとうございました。




2025/10/30

中2探究デイ(職場体験・地域探究)

 10月15日(水)、中等2年次生は探究デイとして、鹿嶋市、常陸太田市、城里町の3方面に分かれて職場体験および地域探究をおこないました。職場体験と地域探究を掛け合わせた取り組みは、本校として初の試みです。どの方面に出かけた生徒も、体験を通して新しい発見を得たようです。

鹿嶋市方面・株式会社カシワ(キツツキ製作所)での様子

鹿嶋市方面・ツマギアンズ/山町タイル工業での様子


鹿嶋市方面・No.12 Kashima Fan Zoneでの様子
  



常陸太田市方面・ポットラックフィールド里美での様子
    

常陸太田市方面・まったり~村の小さな農園での様子
  



常陸太田市方面・酪農家(萩谷牧場)での様子
 

城里町方面・フォレストピア七里の森での様子





城里町方面・磯野ブルーベリー園での様子
城里町方面・古内地区地域協議会(国登録有形文化財・島家住宅)での様子


午後は、方面別に集合し、地元貢献・地域おこし等を主なテーマとして社会人の方々にご講演いただきました。
生徒の感想には、次のようなものがありました。
・僕はキツツキ製作所でやりがいについてお聞きしたら「お客さんにありがとうと言ってもらえること」とおっしゃっていた。なので、僕もそのような役に立てる人になりたい。
・活動を行っているとき「働くことは、趣味の延長線」と言っていた。だから、私も将来、好きなこと、ものを見つけ、「自分なりに働く」と言うことを大切にしたい。
・私は地域を盛り上げるにはどのようにイベントをやればいいか班で考えて、地域活性化を身近に感じられました。なので私も、できることから地域を盛り上げていきたいです。
・インタビューで、ポットラックフィールドの目標はいろいろな人に知ってもらい、地域の伝統や良い所を広める事と言っていました。そのため私も自分の地域の良い所を大切にしてきたいと思いました。
・私は竹を切る作業をしました。そして、竹を切り倒すときにお互いに声をかけることを通して、協力する大切さを学ぶことができました。
・私は酪農家の活動を通して、地域の課題と様々な方の思いに触れました。だからこそ、真剣に社会の在り方を見直すことが必要だと心の底から思いました。
・飾りつけや竹燈籠作り、掃除をおこなったうえで、人のためになることの嬉しさを実感しました。そのため、社会に出てからも人のためになりたいと考えました。
・ブルーベリー園での体験で、農家の方々は他の農家の方や地域住民と協力して地域の魅力を伝えていることが分かったので、将来自分が働くうえで地域との関わりを大切にしていきたいです。
・古内地区地域協議会の皆さんが、320年以上前からの建物を使用し、伝統をつないでいることに驚いた。そして、自分も伝統をつないでいきたいと思った。

10月後半からは、地域探究学習が本格的にスタート!生徒たちは、今回の経験を、「ひたちなか市の課題」考察とその課題の「解決策」提案につなげていきます。

ご協力いただいた企業・事業所の皆様、ありがとうございました。