2025/09/22

留学の思い出①(5年次𠮷田さん)

 昨年度夏から今年度にかけて7人の中等生が海外留学をしました。留学の様子をそれぞれに語ってもらいます。トップバッターは5年次𠮷田千紘さんです。


入学した時から留学や英語教育に強く関心があり、様々な審査を通り、私は4年次の夏から10ヶ月間アメリカのミズーリ州に留学しました。

留学先では沢山の方の協力により、とても濃く良い経験ができました。自然豊かなミズーリ州内ではホストファミリーと釣りやキャンプ、ハイキングなどによく行きました。周りに娯楽施設がほぼなかったので、アウトドア以外には特にやることはなく私は学校の課外活動に尽力しました。speech and debateのチーム、模擬国連クラブにも入り、幾つか大会に出場しました。英会話だけでない、フォーマルな英語の使い方や即興でのスピーチ構成の力を養うことができたと感じます。またそのほかにも吹奏楽、生徒会、AAPIクラブ、Korean Cultureクラブに参加しとても有意義な時間を過ごしました。

吹奏楽部で演奏する𠮷田さん(中央)

模擬国連クラブの活動



 


2025年IBARAKIドリームパスの戦略チームに選ばれました!

 2025年IBARAKIドリームパスの戦略チームに、本校の「防災グローバルリーダーズ」(中等5年次:尾方さん、岡崎さん、紀井さん、小舘さん)のプロジェクト「Tech防災2025ー共に学び、共に生きる社会へー」が選ばれました。

県内から857ものチームが応募した中で書類・面接審査を経て

トップ16の戦略チームに選ばれました!

また、本校からは、「個人飲食店を救う会」(中等5次:平塚さん、久下沼さん)のプロジェクト「食に溢れる魅力〜食の祭り『ハピモグ』を通して町おこし」が二次審査まで通過、水草社会(中等5年次:高沢さん)のプロジェクト「水草三種の神器!水草をボールペンで『いかす』!?」が一次審査を通過し、NEXT50に選ばれました。

それぞれのチームが、自分の関心のある分野で課題を見つけ、それを解決するために様々なアイディアを出し、実行に向けて動いています。探究活動は時間も労力も要し、うまくいくことばかりではないですが、生徒たちの努力と、それを通した成長は本当に素晴らしいです!

「防災グローバルリーダーズ」はこれから、中等4、5年次生の約30名の仲間、茨城大学生やひたちなか市国際交流協会、茨城高専と協力して、11月30日(日)の防災運動会実施に向けて活動していきます。

防災運動会は、昨年に引き続き第2回目の開催となります。地域に住む外国人と日本人が一緒に楽しみながら、災害に対する準備や災害時の対処法について学ぶイベントで、本校体育館で実施します。外国人と日本人の交流の和を広げ、多文化共生コミュニティの実現を目指します。

昨年の防災運動会の様子

「昨年の実施で課題もたくさん見つかったので、今年は日本人も外国人ももっと楽しんでもっと学べるようなイベントにしていきます!(尾方さん)」


*IBARAKIドリーム・パスについてはこちらから

https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/lifelong-learning/youth/dream-pass/

*昨年の防災運動会の実施についてはこちらから

https://katsuta-cs.blogspot.com/2024/12/blog-post_17.html



2025/09/12

KOSEN×勝田中等サマースクールを実施しました

 8月26日(日)、本校教室にて「KOSEN×勝田中等サマースクール」を実施しました。この行事は茨城高専さんとの共催で、「ミラたん☆カフェ」の一環として行いました。テーマは「〜探究の力を加速せよ!AI時代の第一歩〜」です。茨城高専の片岡先生と二田先生から主にご講義いただき、高専の学生さんがTAとして各班を支援してくださいました。


まず、生成AIを使うときに気をつけるべき点についてご講義いただきました。AIは便利である一方、正確さが不足していたり、使用者をほめすぎたり、使用者の成長に必要な「悩む時間」を減らしてしまうこともあると学びました。

次に、AI利用の前段階として、アイディア創出の練習をしました。KJ法という、ふせんにアイディアを書き出し、似た内容ごとにグループを作る方法に取り組みました。 

 

そして最後のグループワークでは、「ひたちなか市内の農家の形状不良果実の利活用方法」「ひたちなか市内の廃校の利活用方法」の2つをテーマにしてアイディアを出し合い、AIに「道の駅で全世代に商品を買ってもらう方法の例はあるか」「廃校を利用する際に配慮したほうが良いことは何か」などと質問しながら提案をよりよいものにしていきました。

最後の発表の様子です。

  

  

発表スライドや実施後アンケートを通して、生徒からは以下のような感想がありました。

「AIの活用方法や短所・長所を知ることができました。チャットGPTを使ってスライドを作成できました」「全部AIに頼るのではなくて、自分で考えながらチャットGPTを使うことができた」「いろいろな案が出せて楽しかった。ほかにもいろいろな案があってすごかった」「AIに投げる部分と自分でアイデアを出す部分を分けてスライドを作成できた」「AIは悪いことに使うのではなく、自分の考えを深めることなどに使おうと気付いた」「AIは正直で絶対安全だと思っていました。個人情報の流出などに気をつけるべきだと気付きました」「AIを使う方法や有効活用する方法を教わりました。グループで協力してスライドを作ることができました」「TAさんの手厚いサポートのおかげで協力して発表することができました」


今回学んだ事を活かして、日々の学習や探究活動に役立てていきたいですね。


2025/09/11

中等生が「留学生教育学会年次大会」で発表

 9月6日(土)に中等5年次の尾方さんと上田さんが茨城大学で開かれた第30回 留学生教育学会 年次大会で発表を行いました。

留学生教育学会(JAISE、日本学術会議の協力学術研究団体)は留学生に関する生きた学問研究を遂行することを目的として設立され、大学・高等専門学校・専修学校・日本語学校を始めとして、留学生に関わる全ての教育機関や官民の団体・個人等と連携し、よりよい留学生環境を総合的に形成することを理念にした学会です。(JAISEホームページ https://jaise.site/)

茨城大学の瀬尾匡輝先生の国際共修授業と本校の探究の時間を組み合わせて行った、中3グローバルゼミの取り組みや、昨年度中4英語ゼミと茨城大学の学生で行った防災運動会について、瀬尾先生、本校野上教諭、尾方さん、上田さんで発表、ワークショップを行いました。ワークショップ後半では参加者がグループに分かれてディスカッションを行いました。尾方さん、上田さんもグループに加わり活発に発言をしていました。

ワークショップで質問に答えています。

また、尾方さんは「防災運動会」の取り組みについて、上田さんは「留学生チューター制度」について、それぞれポスター発表も行いました。たくさんの大学や日本語学校の先生が話を聞いてくださり、たくさん質問してくださいました。生徒たち主体の取り組みについて関心を持っていただき、アドバイスもたくさんいただけて、今後の活動に役立てていけそうです。




尾方さん「いろいろな大学の先生にお会いできて、話を聞いていただけて、嬉しかったです!防災運動会の取り組みをいろいろな地域に広げていくといいと言っていただけました。これからもよりよい取り組みになるよう頑張っていきます。」
上田さん「大学では広く行われているチューター制度が高校ではまだ殆ど行われていません。自分の取り組みを大学の先生や日本語学校の先生など、留学生に係る方々に聞いていただき、アドバイスをたくさんいただきました。学会はすごく楽しかったです!」