11月25日(金)に、「ⅠCT授業研究及び協議会」を行いました。本校では昨年度に引き続き、ⅠCTの活用の仕方を工夫し、生徒の興味を高め、主体的に課題を解決しようとする態度を育ててきました。また、友達と考えを共有する手立てとしてⅠCT機器を積極的に使い、多角的に考えられるように仕掛けることで、様々な気付きが得られるようになってきました。
今回の授業研究では、生徒たちが友達と話し合いながら、考えを深めていく姿をねらって、国語科は田中理子先生、数学科は石澤岳文先生が、授業を行いました。国語では「平家物語」を題材にして、古典の文章を楽しく読み味わえるように、Canvaのテンプレートを工夫しました。生徒たちは、グループの友達と考えを交流させたり、気づいたことをつぶやいたりしながら、時間がたつほどに書き込みの数を増やしていきました。数学では、円柱を基にして円錐の体積を予想する場面を設定し、友達と考えを交流させました。そして、実験動画を参考にして、錐体の体積を求める公式を確認することができました。また、学習のまとめとしてKahoot!を活用し、楽しみながら振り返りをしました。
その後の研究協議では、他校から参加してくださった先生方と、本校の職員が
混じったグループ協議をしました。普段の授業実践から、一人一人の先生方が、「参考になることや助言や協力などを得て、うまくいったこと」「自分でやってみて、うまくいったこと」「うまくいかなかったので、試してみようと思うことがある。」「したいけれどできない。どうしたらできるか教えてほしい。」の枠に付箋を付けて、話合いをしました。時に自由に、時に司会の進行で同じテーマに沿って意見を述べ合い、ⅠCTの活用が広がる有意義な時間がもてました。
本校では主に、Classinote, Google slide, Google Classroom, Canva, Kahoot!, Cubena, Slidoなどを授業でも宿題でも普段から使っていますが、生徒たちはよくそれらをストレスなく操作することができます。これからは、学習にともなって蓄積してきたデータを、生徒たち自身が見直し、学習の変容を本人が実感することで、次のステップへの学習の見通しや計画、新たな課題を探求する方向に向かっていけるように、支援したいと考えています。