2024/12/17

全国高校生フォーラムに参加

 12月15日(日)に中等4年次生4人が東京都渋谷区代々木にある国立青少年オリンピックセンターで行われた全国高校生フォーラムに参加しました。

全国高校生フォーラムは文部科学省が実施しているWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業およびスーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワークに参加する高校生が一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決や提案等を話し合うとともに、英語でのプレゼンテーションを行うものです。

本年度は日本全国また台湾から109校が参加しました。


無事ポスターセッションを終えて笑顔のみなさん。
発表や質疑応答はすべて英語で行います。


本校は今回が初めての参加でしたが、堂々とポスターセッションを行うことができました。


生徒交流会では「Well-beingとは」というテーマでディスカッションを行いました。
英語でのディスカッションにはじめはドキドキ。


日本全国から来た生徒たちに刺激を受けて、またひと回り大きく成長した生徒たちです。





「防災運動会」を実施しました

 12月8日(日)に本校体育館で「防災運動会」を開催しました。このイベントは、中等4年次生の企画・運営で茨城大学との共催で行ったもので、初めての試みです。茨城大学地域未来共想学環の瀬尾匡輝先生のアドバイスをいただきながら行っています。外国人40人を含む地域の人々約130人が参加して大盛況となりました。

日本に住む外国人の数が増えている中で、多文化共生社会を作っていくことが望まれています。この企画の目的は、災害への不安を抱える日本人・外国人に、防災について知ってもらうことと、日本人・外国人が分け隔てなく仲良くつながるコミュニティを作ることです。

いろんな国籍の大人・子どもが参加しました。

災害時の警報音を当てるクイズです。
災害時に取るべき行動についても説明がありました。

5色に分かれてチーム戦を行いました。

参加者みなさん楽しそうです。

今日初めて会った人たちもうちとけました。
日本語、英語、身振り手振りでコミュニケーションを取ります。

新聞紙で作ったスリッパで足つぼシート上を歩きました。
災害時の避難所などで役に立ちそうです。

本校の留学生も実行委員として活躍しています。

防災頭巾をかぶってダッシュ!
防災頭巾を初めて知った外国人もいました。

災害所の非常食のアルファ米を試食しました。
おいしくてびっくりです。

閉会式も盛り上がりました。
優勝はピンクチーム!

企画運営の中心となった防災グローバルリーダーズの4人
IBARAKIドリームパスの戦略チームとして活動中

Let's make a community to connect everyone!





















茨城高専のグローバルサイエンス発表会を見学

 

12月10日(火)に、茨城高専のグローバルサイエンス「災害対策プロジェクト」発表会を、中等4年次のグローバルゼミが見学させていただきました。


「防災」と「ICT」をテーマに、高専の2年生が4月から取り組んできたプロジェクトの発表会でした。

本校中等4年次のグローバルゼミも先日「防災運動会」を行ったばかり。同じ防災を扱うプロジェクトでも、高専ではICTを活用していて、違った視点で防災を考えていることが、とても興味深かったです。

プログラミングを駆使して、被災地に安全にものを届けるロボットを動かしたり、災害時の略奪防止の装置を作ったりと、新鮮なアイディアに生徒たちは聞き入っていました。


新しい世界にびっくり。


すぐ近くにあってお隣同士の高専と本校。今後もぜひ交流を続けて、勉強させていただきたいです!ありがとうございました!






2024/12/09

ひたちなか市長に表敬訪問を行いました

令和6年12月5日(木)にグローバルな活躍をする本校生徒2名が、ひたちなか市の大谷市長さんを表敬訪問しました。


中等4年次生の田口七望さん(出身・梅が丘小学校)は、500人の応募の中から、茨城県初の「高校生平和大使」として他の都道府県から選ばれた22人の高校生とともに、この夏スイス・ジュネーブの欧州国連本部を訪問し、核廃絶を訴える署名を届けました。「平和大使」は長崎県の市民団体が27年前に派遣を始めたものですが、毎年ノーベル平和賞の候補になっています。

田口さんはすでに何度かこのブログでも取り上げていますが、3年次のときの沖縄への修学旅行のときに見学した「ひめゆりの塔」で大きな衝撃を受け、「絶対に戦争はいけない」と強く思いました。平和の推進のために自分でも何かしたい、と思っていたところ、今回の応募のことを知り、思い切って応募したそうです。実際にヨーロッパに行って核廃絶についていろいろな意見を聞きましたが、日本のように核兵器を使った戦争の悲惨さを知らない人が多いことに驚いたといいます。田口さんは帰国後も月1回東京に仲間と集まり、核廃絶のための署名運動を続けています。


 同じく中等4年次の久下沼海(出身・佐野小学校)さんは、世界中の高校生たちが英語で教養を競うWSC(ワールド・スカラーズ・カップ)の東京大会、ソウル世界大会を勝ち抜き、この秋にアメリカのイェール大学で行われた世界決勝大会まで進みました。日本からも数名の高校生が出場しましたが、茨城県から参加した高校生は久下沼さんと私立高校生の二人だけでした。

 競技は、英語ディベートだけではなく、教養クイズや英語のライティングまであり、数日間にわたって試合が続きました。実際に世界の高校生たちと競う中で、一番感じたのは「日本以外の国では、みんな英語が母国語ではなくて、なまりが強くても、臆することなくどんどん自信をもって話している」ことだったそうです。世界決勝の壁は厚く、今回は一勝もできなかった久下沼さんですが、「来年はリベンジしたい」と来年に向けた大会出場にも意欲的です。


 大谷市長さんは、ふたりの報告を熱心に聞いてくださり、初めての海外がアラスカ旅行だったことや、今後グローバルな発展を続けるひたちなか市の将来計画など、30分にわたっていろいろなお話をしてくださいました。

 日本を代表する港湾都市として、これからますますグローバル化していくひたちなか市にふさわしいグローバル人財を、本校からどんどん輩出してまいります。

 今回のふたりの活躍の様子は、12月19日(木)13:00~16:00にひたちなか市文化会館(小ホール)で行われる「茨城県WWL高校生フォーラム」でも見ることができます。ぜひご参加ください。フォーラムへの参加申込はこちらからどうぞ(〆切12/18まで)

          https://forms.gle/b2tp7DcLFiA335Jj9