昨年度夏から今年度にかけて7人の中等生が海外留学をしました。留学の様子をそれぞれに語ってもらいます。3人目は5年次金子凛音さんです。
小学生の頃から海外での生活に憧れがあり、
通った学校 Halifax West High School |
ホームシックはなかったものの、
留学生イベントのクリスマスパーティー(右が金子さん) |
高校生のうちにこうした経験ができ、多様な価値観に触れ、
野生の鹿が庭に出没 |
本校は茨城県ひたちなか市に立地し、周辺にはネモフィラが咲き誇る国営ひたち海浜公園があります。 地元をイメージするネモフィラは、本校が目指すグローカルリーダー育成のシンボルです。
昨年度夏から今年度にかけて7人の中等生が海外留学をしました。留学の様子をそれぞれに語ってもらいます。3人目は5年次金子凛音さんです。
小学生の頃から海外での生活に憧れがあり、
通った学校 Halifax West High School |
ホームシックはなかったものの、
留学生イベントのクリスマスパーティー(右が金子さん) |
高校生のうちにこうした経験ができ、多様な価値観に触れ、
野生の鹿が庭に出没 |
昨年度夏から今年度にかけて7人の中等生が海外留学をしました。留学の様子をそれぞれに語ってもらいます。2人目は5年次網代彩葉さんです。
私は中等4年次の9月から5年次の6月までの10か月間、カナダに留学しました。入学以来、英語やGCPの授業、グローバルデイを通して日本の外の世界について学んでいくうちに、自分自身で海外に行き、直接さまざまな経験をしたいと考えるようになり、留学を決意しました。
カナダは「多様性の国」として知られており、
そこで多くの人と交流するなかで、
カナダで過ごした10か月間は、
9月24日(水)放課後、本校教室で「フェアトレードから考えよう やさしい未来のつくり方」を実施しました。この行事は、茨城大学の公認サークルLinkingさんが、日頃の活動の一環として本校の「ミラたん☆カフェ」に来てくれて実現しました。Linkingの皆さんは、「SDGsの活動をより多くの人に知ってもらうために自発的に行動できるきっかけを作る」ということをミッションとして活動されています。サークルの活動構成は、フェアトレード、国際交流、農業、交通の4つがあり、今回はそのうちのフェアトレードを促進する活動として、本校の生徒たちに伝えに来てくれました。
始めに、チョコレートを例に、「原材料のカカオはどこで穫れるのか」、「どのような工程を経てわたしたち消費者の手に届くのか」、「一般製品とフェアトレード製品との違い」などについてスライドを交えながら教えてくださいました。
次にグループワークを通して「もし、自分がフェアトレード農家だったら?」を考える体験をしました。サイコロを2回振り、カカオ豆の個数と市場価格を仮に決め、どれくらいの売り上げが見込めるかを計算してみました。
1回目に出た目がカカオ豆の個数、2回目に出た目が市場価格です。
2回目の市場価格の決定の仕方は、
目の数が
「1・2だったら 5円/個」(かなり不況の場合)
「3・4だったら10円/個」(普通)
「5・6だったら15円/個」(かなり高値の場合) として考えます。
1回目に出たカカオ豆の個数に、2回目の市場価格をかけ合わせて市場価格を算出しました。
このあと、フェアトレード市場価格を求めます。
フェアトレード市場価格は、最低価格が10円/個とし、さらに奨励金20円をたす、という条件で求めました。こうして求めた市場価格とフェアトレード市場価格を比べると、カカオ豆の生産量や買取価格が不況の場合であっても、最低の価格が保障されることが分かりました。
では、フェアトレード商品は、どんなものがあるのでしょうか?
それぞれの生徒がワークシートに思いつくだけ挙げてみました。みんなで思い付いたものを黒板に書き出し、実際にフェアトレード商品として存在するかをネットで答え合わせ。
コーヒー、コットン、紅茶など、様々な商品が挙げられました。果物がたくさんフェアトレード商品としてありました。梨、トウモロコシはフェアトレード商品としては登録されていませんでした。
最後にフェアトレードにまつわるクイズをしました。
これまでのワークで求めた生産量の価格やフェアトレード商品を挙げられた数をポイントとして、さらにクイズ得点もプラスすると豪華景品もあるとのことで、生徒たちは、皆真剣に考えていました。
豪華景品はフェアトレードのチョコレートです。なんと1枚700円くらいするとのこと。
最後に参加者全員に参加賞もいただきました。参加賞はLinkingさんのサークルとただいまコーヒーとでコラボして制作したドリップパックコーヒーをいただきました。
フェアトレード商品は、数多くあることが分かりました。生産農家の方たちが適正な価格で商品を買ってもらい、その方たちの生活も保障された上で、私たちも商品からの満足を得ることができるようにしていけたら生産者も消費者もお互いハッピーです。価格を見て、求めやすい価格のものを買いがちかもしれませんが、今回フェアトレードのものに付いている商品のマークなども教えてもらいましたので商品を手に取った時に、購入する視点として加えていけたらよいですね。適正価格のものを買うためには、自分たちがどんなことを考えて行動していったらできるのかを考えていきたいものです。
昨年度夏から今年度にかけて7人の中等生が海外留学をしました。留学の様子をそれぞれに語ってもらいます。トップバッターは5年次𠮷田千紘さんです。
入学した時から留学や英語教育に強く関心があり、様々な審査を通り、私は4年次の夏から10ヶ月間アメリカのミズーリ州に留学しました。
留学先では沢山の方の協力により、とても濃く良い経験ができました。自然豊かなミズーリ州内ではホストファミリーと釣りやキャンプ、ハイキングなどによく行きました。周りに娯楽施設がほぼなかったので、アウトドア以外には特にやることはなく私は学校の課外活動に尽力しました。speech and debateのチーム、模擬国連クラブにも入り、幾つか大会に出場しました。英会話だけでない、フォーマルな英語の使い方や即興でのスピーチ構成の力を養うことができたと感じます。またそのほかにも吹奏楽、生徒会、AAPIクラブ、Korean Cultureクラブに参加しとても有意義な時間を過ごしました。
2025年IBARAKIドリームパスの戦略チームに、本校の「防災グローバルリーダーズ」(中等5年次:尾方さん、岡崎さん、紀井さん、小舘さん)のプロジェクト「Tech防災2025ー共に学び、共に生きる社会へー」が選ばれました。
県内から857ものチームが応募した中で書類・面接審査を経て
トップ16の戦略チームに選ばれました!
また、本校からは、「個人飲食店を救う会」(中等5次:平塚さん、久下沼さん)のプロジェクト「食に溢れる魅力〜食の祭り『ハピモグ』を通して町おこし」が二次審査まで通過、水草社会(中等5年次:高沢さん)のプロジェクト「水草三種の神器!水草をボールペンで『いかす』!?」が一次審査を通過し、NEXT50に選ばれました。
それぞれのチームが、自分の関心のある分野で課題を見つけ、それを解決するために様々なアイディアを出し、実行に向けて動いています。探究活動は時間も労力も要し、うまくいくことばかりではないですが、生徒たちの努力と、それを通した成長は本当に素晴らしいです!
「防災グローバルリーダーズ」はこれから、中等4、5年次生の約30名の仲間、茨城大学生やひたちなか市国際交流協会、茨城高専と協力して、11月30日(日)の防災運動会実施に向けて活動していきます。
防災運動会は、昨年に引き続き第2回目の開催となります。地域に住む外国人と日本人が一緒に楽しみながら、災害に対する準備や災害時の対処法について学ぶイベントで、本校体育館で実施します。外国人と日本人の交流の和を広げ、多文化共生コミュニティの実現を目指します。
「昨年の実施で課題もたくさん見つかったので、今年は日本人も外国人ももっと楽しんでもっと学べるようなイベントにしていきます!(尾方さん)」
*IBARAKIドリーム・パスについてはこちらから
https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/lifelong-learning/youth/dream-pass/
*昨年の防災運動会の実施についてはこちらから
https://katsuta-cs.blogspot.com/2024/12/blog-post_17.html
8月26日(日)、本校教室にて「KOSEN×勝田中等サマースクール」を実施しました。この行事は茨城高専さんとの共催で、「ミラたん☆カフェ」の一環として行いました。テーマは「〜探究の力を加速せよ!AI時代の第一歩〜」です。茨城高専の片岡先生と二田先生から主にご講義いただき、高専の学生さんがTAとして各班を支援してくださいました。
まず、生成AIを使うときに気をつけるべき点についてご講義いただきました。AIは便利である一方、正確さが不足していたり、使用者をほめすぎたり、使用者の成長に必要な「悩む時間」を減らしてしまうこともあると学びました。
次に、AI利用の前段階として、アイディア創出の練習をしました。KJ法という、ふせんにアイディアを書き出し、似た内容ごとにグループを作る方法に取り組みました。
そして最後のグループワークでは、「ひたちなか市内の農家の形状不良果実の利活用方法」「ひたちなか市内の廃校の利活用方法」の2つをテーマにしてアイディアを出し合い、AIに「道の駅で全世代に商品を買ってもらう方法の例はあるか」「廃校を利用する際に配慮したほうが良いことは何か」などと質問しながら提案をよりよいものにしていきました。
最後の発表の様子です。
発表スライドや実施後アンケートを通して、生徒からは以下のような感想がありました。
「AIの活用方法や短所・長所を知ることができました。チャットGPTを使ってスライドを作成できました」「全部AIに頼るのではなくて、自分で考えながらチャットGPTを使うことができた」「いろいろな案が出せて楽しかった。ほかにもいろいろな案があってすごかった」「AIに投げる部分と自分でアイデアを出す部分を分けてスライドを作成できた」「AIは悪いことに使うのではなく、自分の考えを深めることなどに使おうと気付いた」「AIは正直で絶対安全だと思っていました。個人情報の流出などに気をつけるべきだと気付きました」「AIを使う方法や有効活用する方法を教わりました。グループで協力してスライドを作ることができました」「TAさんの手厚いサポートのおかげで協力して発表することができました」
今回学んだ事を活かして、日々の学習や探究活動に役立てていきたいですね。
9月6日(土)に中等5年次の尾方さんと上田さんが茨城大学で開かれた第30回 留学生教育学会 年次大会で発表を行いました。
留学生教育学会(JAISE、日本学術会議の協力学術研究団体)は留学生に関する生きた学問研究を遂行することを目的として設立され、大学・高等専門学校・専修学校・日本語学校を始めとして、留学生に関わる全ての教育機関や官民の団体・個人等と連携し、よりよい留学生環境を総合的に形成することを理念にした学会です。(JAISEホームページ https://jaise.site/)
茨城大学の瀬尾匡輝先生の国際共修授業と本校の探究の時間を組み合わせて行った、中3グローバルゼミの取り組みや、昨年度中4英語ゼミと茨城大学の学生で行った防災運動会について、瀬尾先生、本校野上教諭、尾方さん、上田さんで発表、ワークショップを行いました。ワークショップ後半では参加者がグループに分かれてディスカッションを行いました。尾方さん、上田さんもグループに加わり活発に発言をしていました。
9月1日から、長い夏休みを終えいよいよ新学期がスタートします。
本校に9月1日から新しい3名の留学生たちがやってきました。
☆アメリカからベニトくん(写真左):日本にいる間に、日本語を勉強して、沢山の友達を作るのが目標とのことです。明るく元気なベニト君、本校で素敵な思い出を作ってくださいね!
☆オーストラリアからスカーレットさん(写真真ん中):本を読むのが大好きなスカーレットさんは、日本でたくさんのお友達を作り日本語を上達させたいそうです。水戸の大きな県立図書館に行きたくさんの本を見たいそうです。
☆アメリカからダヤンナラさん(写真右):高校最後の一年間を、素晴らしい年にするために今回留学にチャレンジしたとのことです。音楽が大好きなダヤンナラさん、日本では日本語を上達させたくさんのお友達を作りたいそうです。
3人共最初は緊張した表情でしたが、徐々に笑顔が見られました。
これからの新生活がとても楽しみですね!生徒の皆さん、沢山話しかけてあげてくださいね!
★★★
本校では生徒の発案の、「留学生チューター制度」を導入しており、校内では約30人の生徒が立候補し、留学生に時間割や日本の学校のルールを教えたり、日々のサポートを行っています。その他に月に一度、イベントを企画し留学生と日本人の生徒たちで楽しく活動をしています。これからも生徒たちの活動を見守っていきます。