2月最終週の道徳の授業は、各クラスとも校長先生と西野先生(福井県から1年間人事交流で本校に出向)をゲストティーチャーにお迎えし、「先人から学び、これからの目標を立てよう」というテーマのもと、茨城と福井の歴史を交えた特別授業を行いました。
教壇に立つ校長先生と西野先生 |
初めに校長先生から、茨城県と福井県は歴史的にゆかりが深いという話がありました。幕末のころ、水戸藩主徳川斉昭と福井藩主松平春嶽たちは、公武合体派として連携を深め、斉昭の息子である一橋慶喜を将軍に推すなど、協力体制を敷きました。また、水戸藩の尊王攘夷派である「天狗党」は「天狗党の乱」を起こし、最終的には福井県敦賀市の地で鎮圧されます。
天狗党の乱では、地元ひたちなか市(那珂湊)でも戦いがあったと、校長先生は郷土の歴史にも触れました。
校長先生のお話の後、西野先生が福井藩士の橋本左内を生徒たちに紹介しました。橋本左内が15歳で元服したときに「啓発録」を著したエピソードを西野先生は語り、生徒たちに「今後の自分の生活目標を立てよう」と話しました。
生徒たちは2年次になるにあたっての自己目標を1つ定めました。「物事を計画的に進める」「何事も前向きに考える」「これからも規則正しい生活を送る」「少しずつ自立する」「他人の気持ちを理解する」など、様々な目標を掲げました。中には「グローカルリーダーになれるような行動をする」という本校らしい目標もありました。また、「シェイクスピアの作品を読めるだけ読む」「英検3級を取得する」など、具体的な目標もありました。
各自で目標を決めた後、グループでお互いの目標を共有し合いました。生徒たちはクラスメイトの目標の中から、これはと思ったものを1つ自己の目標に加えました。