2025/09/12

KOSEN×勝田中等サマースクールを実施しました

 8月26日(日)、本校教室にて「KOSEN×勝田中等サマースクール」を実施しました。この行事は茨城高専さんとの共催で、「ミラたん☆カフェ」の一環として行いました。テーマは「〜探究の力を加速せよ!AI時代の第一歩〜」です。茨城高専の片岡先生と二田先生から主にご講義いただき、高専の学生さんがTAとして各班を支援してくださいました。


まず、生成AIを使うときに気をつけるべき点についてご講義いただきました。AIは便利である一方、正確さが不足していたり、使用者をほめすぎたり、使用者の成長に必要な「悩む時間」を減らしてしまうこともあると学びました。

次に、AI利用の前段階として、アイディア創出の練習をしました。KJ法という、ふせんにアイディアを書き出し、似た内容ごとにグループを作る方法に取り組みました。 

 

そして最後のグループワークでは、「ひたちなか市内の農家の形状不良果実の利活用方法」「ひたちなか市内の廃校の利活用方法」の2つをテーマにしてアイディアを出し合い、AIに「道の駅で全世代に商品を買ってもらう方法の例はあるか」「廃校を利用する際に配慮したほうが良いことは何か」などと質問しながら提案をよりよいものにしていきました。

最後の発表の様子です。

  

  

発表スライドや実施後アンケートを通して、生徒からは以下のような感想がありました。

「AIの活用方法や短所・長所を知ることができました。チャットGPTを使ってスライドを作成できました」「全部AIに頼るのではなくて、自分で考えながらチャットGPTを使うことができた」「いろいろな案が出せて楽しかった。ほかにもいろいろな案があってすごかった」「AIに投げる部分と自分でアイデアを出す部分を分けてスライドを作成できた」「AIは悪いことに使うのではなく、自分の考えを深めることなどに使おうと気付いた」「AIは正直で絶対安全だと思っていました。個人情報の流出などに気をつけるべきだと気付きました」「AIを使う方法や有効活用する方法を教わりました。グループで協力してスライドを作ることができました」「TAさんの手厚いサポートのおかげで協力して発表することができました」


今回学んだ事を活かして、日々の学習や探究活動に役立てていきたいですね。


2025/09/11

中等生が「留学生教育学会年次大会」で発表

 9月6日(土)に中等5年次の尾方さんと上田さんが茨城大学で開かれた第30回 留学生教育学会 年次大会で発表を行いました。

留学生教育学会(JAISE、日本学術会議の協力学術研究団体)は留学生に関する生きた学問研究を遂行することを目的として設立され、大学・高等専門学校・専修学校・日本語学校を始めとして、留学生に関わる全ての教育機関や官民の団体・個人等と連携し、よりよい留学生環境を総合的に形成することを理念にした学会です。(JAISEホームページ https://jaise.site/)

茨城大学の瀬尾匡輝先生の国際共修授業と本校の探究の時間を組み合わせて行った、中3グローバルゼミの取り組みや、昨年度中4英語ゼミと茨城大学の学生で行った防災運動会について、瀬尾先生、本校野上教諭、尾方さん、上田さんで発表、ワークショップを行いました。ワークショップ後半では参加者がグループに分かれてディスカッションを行いました。尾方さん、上田さんもグループに加わり活発に発言をしていました。

ワークショップで質問に答えています。

また、尾方さんは「防災運動会」の取り組みについて、上田さんは「留学生チューター制度」について、それぞれポスター発表も行いました。たくさんの大学や日本語学校の先生が話を聞いてくださり、たくさん質問してくださいました。生徒たち主体の取り組みについて関心を持っていただき、アドバイスもたくさんいただけて、今後の活動に役立てていけそうです。




尾方さん「いろいろな大学の先生にお会いできて、話を聞いていただけて、嬉しかったです!防災運動会の取り組みをいろいろな地域に広げていくといいと言っていただけました。これからもよりよい取り組みになるよう頑張っていきます。」
上田さん「大学では広く行われているチューター制度が高校ではまだ殆ど行われていません。自分の取り組みを大学の先生や日本語学校の先生など、留学生に係る方々に聞いていただき、アドバイスをたくさんいただきました。学会はすごく楽しかったです!」


2025/09/04

【新学期】新しい3名の留学生がやってきました。

 9月1日から、長い夏休みを終えいよいよ新学期がスタートします。

本校に9月1日から新しい3名の留学生たちがやってきました。

「オンライン全校集会にて挨拶をする3人」

☆アメリカからベニトくん(写真左):日本にいる間に、日本語を勉強して、沢山の友達を作るのが目標とのことです。明るく元気なベニト君、本校で素敵な思い出を作ってくださいね!

☆オーストラリアからスカーレットさん(写真真ん中):本を読むのが大好きなスカーレットさんは、日本でたくさんのお友達を作り日本語を上達させたいそうです。水戸の大きな県立図書館に行きたくさんの本を見たいそうです。

☆アメリカからダヤンナラさん(写真右):高校最後の一年間を、素晴らしい年にするために今回留学にチャレンジしたとのことです。音楽が大好きなダヤンナラさん、日本では日本語を上達させたくさんのお友達を作りたいそうです。

3人共最初は緊張した表情でしたが、徐々に笑顔が見られました。

これからの新生活がとても楽しみですね!生徒の皆さん、沢山話しかけてあげてくださいね!

                    ★★★

本校では生徒の発案の、「留学生チューター制度」を導入しており、校内では約30人の生徒が立候補し、留学生に時間割や日本の学校のルールを教えたり、日々のサポートを行っています。その他に月に一度、イベントを企画し留学生と日本人の生徒たちで楽しく活動をしています。これからも生徒たちの活動を見守っていきます。

「チューター生徒と談笑する留学生ベニト君」

「チューター生徒から教科書の説明を受ける留学生たち」

          「チューター生徒からの説明を熱心に聞く留学生たち」

チューターイベントの様子は随時ブログで紹介していきます!