2025/10/30

中2探究デイ(職場体験・地域探究)

 10月15日(水)、中等2年次生は探究デイとして、鹿嶋市、常陸太田市、城里町の3方面に分かれて職場体験および地域探究をおこないました。職場体験と地域探究を掛け合わせた取り組みは、本校として初の試みです。どの方面に出かけた生徒も、体験を通して新しい発見を得たようです。

鹿嶋市方面・株式会社カシワ(キツツキ製作所)での様子

鹿嶋市方面・ツマギアンズ/山町タイル工業での様子


鹿嶋市方面・No.12 Kashima Fan Zoneでの様子
  



常陸太田市方面・ポットラックフィールド里美での様子
    

常陸太田市方面・まったり~村の小さな農園での様子
  



常陸太田市方面・酪農家(萩谷牧場)での様子
 

城里町方面・フォレストピア七里の森での様子





城里町方面・磯野ブルーベリー園での様子
城里町方面・古内地区地域協議会(国登録有形文化財・島家住宅)での様子


午後は、方面別に集合し、地元貢献・地域おこし等を主なテーマとして社会人の方々にご講演いただきました。
生徒の感想には、次のようなものがありました。
・僕はキツツキ製作所でやりがいについてお聞きしたら「お客さんにありがとうと言ってもらえること」とおっしゃっていた。なので、僕もそのような役に立てる人になりたい。
・活動を行っているとき「働くことは、趣味の延長線」と言っていた。だから、私も将来、好きなこと、ものを見つけ、「自分なりに働く」と言うことを大切にしたい。
・私は地域を盛り上げるにはどのようにイベントをやればいいか班で考えて、地域活性化を身近に感じられました。なので私も、できることから地域を盛り上げていきたいです。
・インタビューで、ポットラックフィールドの目標はいろいろな人に知ってもらい、地域の伝統や良い所を広める事と言っていました。そのため私も自分の地域の良い所を大切にしてきたいと思いました。
・私は竹を切る作業をしました。そして、竹を切り倒すときにお互いに声をかけることを通して、協力する大切さを学ぶことができました。
・私は酪農家の活動を通して、地域の課題と様々な方の思いに触れました。だからこそ、真剣に社会の在り方を見直すことが必要だと心の底から思いました。
・飾りつけや竹燈籠作り、掃除をおこなったうえで、人のためになることの嬉しさを実感しました。そのため、社会に出てからも人のためになりたいと考えました。
・ブルーベリー園での体験で、農家の方々は他の農家の方や地域住民と協力して地域の魅力を伝えていることが分かったので、将来自分が働くうえで地域との関わりを大切にしていきたいです。
・古内地区地域協議会の皆さんが、320年以上前からの建物を使用し、伝統をつないでいることに驚いた。そして、自分も伝統をつないでいきたいと思った。

10月後半からは、地域探究学習が本格的にスタート!生徒たちは、今回の経験を、「ひたちなか市の課題」考察とその課題の「解決策」提案につなげていきます。

ご協力いただいた企業・事業所の皆様、ありがとうございました。


2025/10/28

勝田中等生による商品開発第一弾!コーヒーかすの再利用による消臭剤

本校中等5年次生の高橋くん、尾崎さん、4年次生の安さんの3人のチームで開発した商品が完成しました。 これは3年前に、茨城県教育委員会主催のいばらきドリームパスプラン大会で「いらないなんて言わせない〜コーヒーかすの可能性〜」のテーマで見事銀賞を受賞した、高橋くんを中心とした勝田高校生と勝田 中等生の混合チームが、その後も賞金としていただいた15万円の協賛金で、メンバーを交代しながらも3年間、研究と開発を続けてきた結果です。
令和5年度のIBARAKIドリームパスプランで見事銀賞に輝き、15万円の協賛金をいただいた本校チーム 髙橋くんたちは、地元の有名コーヒー店「サザコーヒー」で大量に廃棄されるコーヒーかすを何とか再利用できないかとリサーチしたところ、勝田中等の近所にある「フロイデひたちなかメディカルプラザ」内 にある高齢者福祉施設で聞き取りを行った際に「臭いをとる脱臭剤」のアイデアがひらめきました。 その後、高橋くんたちは、サステナフェスでご指導いただいた株式会社カーレポさんのご協力をいただきながら、何とか商品開発までこぎつけました。 この秋に台湾修学旅行で訪問した淡江大学では、学部長に学校からのお土産として、「本校のあるひたちなか市には有名なコーヒー店がありますが、本校は起業家精神教育にも力を入れていれているので、本 日は、コーヒーとそのコーヒーかすを使ったリサイクル商品をお持ちしました。」と、サザコーヒーとこの脱臭剤の商品を贈呈しました。
本校では、探究活動の一環として起業家精神教育にも力を入れており、生徒による商品開発や市行政への提案などを授業にとりいれています。
現在開発した商品は、学校の近隣や勝田駅のオーガニック商品を扱うお店にも置いていただいています。
商品の完成を校長室に報告にきてくれたメンバーたちと(左から安さん・尾崎さん・高橋くん)

2025/10/24

中5フィールドスタディ(台湾)

10月15日(水)~18日(土)、中等5年次生が海外フィールドスタディで台湾に行ってきました。3泊4日の旅です。

初日は午前中に学校を出発。午後の便で台湾桃園国際空港へ。3時間半ほどのフライトです。

空港から台北市内までバスで1時間くらい。今日は移動だけでおしまいです。広くてキレイなホテルの部屋にウキウキなみなさん。

2日目。朝食は6時半からと早いですが、みんな元気。今日は観光でいろいろなところを巡ります。まずは中正紀念堂。台湾の歴史を学びます。白い荘厳な建物の前で、衛兵の入替式を見たり、大きな蒋介石の銅像(高さ6メートル)に圧倒されたり。




故宮博物館では翡翠や青銅の展示品を見学。歴史好きの生徒はガイドさんのお話に食い入るように聞きいっていました。


九份に移動して昼食。その後は九份の階段を登ります。赤い提灯がいい雰囲気です。暑い台湾で急な階段を登って汗だくですが、高台からの東シナ海と青空の眺めが最高でした。ここではお土産ショッピングも楽しみます。






次は十份へ。ここでは天灯上げを行いました。紙でできた大きな天灯に4人1組で願いを書き込みます。学業成就の願いが多かったようです。みんなの願いが叶いますように。吊り橋を渡って滝も見に行きました。




レストランで夕食を食べてから士林夜市へ。台湾といえば夜市ですが、士林夜市は中でも最大規模の夜市です。夕飯を食べたばかりだけど、台湾名物のエリンギ焼きや胡椒餅、さつまいもボール、スイカジュースなどなど誘惑がいっぱいです。一日歩き回って台湾の歴史や文化に触れました。





3日目も早朝からスタート。午前中は淡江大学を訪問。淡江大学は台湾の私立大学で、広くて美しいキャンパスと多様なカリキュラムを持つ大学です。英語だけで授業を行っている学科があり、日本人留学生は現在101人いるそうです。




講義の前に本校生が中国語と英語で挨拶。


講義では大学の先生が台湾についての基礎知識をクイズを交えて楽しく教えてくださいました。またインドネシア人と日本人の学生さんが、大学について詳しく話してくれました。台湾の大学の魅力に惹かれた生徒も多かったはず。





クイズに果敢に挑戦し、質問の手も次々あがり、英語、中国語、日本語での謝辞も思いがこもり、素晴らしいものでした。勝田中等教育学校一期生の良さが発揮されていたと思います。

淡江大学のみなさんありがとうございました。


台北駅に移動して、午後はB&Sプログラムです。生徒5人ほどのグループに台湾の大学生がひとりついて、生徒たちの計画した半日のグループ活動をサポートしてもらいます。地下鉄一日券を持ってあちこちへ。台北101に行ったり、ディープな街歩きをしたり、それぞれです。






集合場所に戻ってきた生徒たちはみんなにっこにこ!とても楽しかったようで、興奮冷めやらぬ様子。学生さんとのわかれを惜しみます。

夕飯には北京ダックも出て、とても美味しかったです。




最終日は午前中に龍山寺へ。台湾で一番古い歴史あるお寺です。大勢の人がお祈りを唱えていて、神聖な場所なのだということがわかります。縁結びのご利益もあるのだそう。




あっという間に時が過ぎ、空港へ向かいます。みんな無事に旅程を終えて、日本に帰りました。異文化を肌で感じ、人の温かさに触れた旅でした。仲間との絆も深まりました。




これからの学校生活も頑張れそうです。

関係してくださった皆さま、本当にありがとうございました。