2月25日(金)は、今年度最後のGCPの授業が行われました。
最後のレッスンは、Unit1からUnit6までの学習内容をクイズ形式で振り返るという内容でした。シーズン1の旅を振り返りながら、GCPで学んだ大切なことを全員で再確認しました。
恥ずかしながら筆者は、GCPが始まる前までは、シンプルに語学力を磨くための授業かと思っていました。もちろん授業はオールイングリッシュで行いますし、グローバル社会でのコミュニケーション手段として英語力を磨くことも大切な要素のひとつですが、GCPはそれ以外にも重要な要素をたくさん含んでいました。
GCPが定義しているグローバル・コンピテンス(世界規模で活躍するための能力)とは、以下の通りです。
①地域社会やグローバル社会、そして異文化に関する問題について深く考え解決する。
②お互いの個性を理解し、尊敬し合いながら、多種多様な異文化の人々とオープンに繋がる。
③共同体の一員としてグローバル社会の繁栄と持続可能な発展のために行動する。
1年間の旅を終えた今、ようやく筆者も3つの項目の意味が飲み込めました。
実際にどのような授業を行っていたのかというと、例えば年度当初に「4つのL」(Listen、Lean in、Look、Learn)を身に付けようという内容の授業を行いました。話を聴く姿勢が大切であることは、世界中どこにおいても変わりありません。そういった心構えを身に付けたうえで、異文化について学びながら多様性を認めたり、世界市民としてSDGsについて議論したりしました。
GCPシーズン1の旅は、まさに本校が掲げる「グローカル・リーダーの育成」の初歩でした。今年度のシーズン1は終章を迎えましたが、新2年次は4月からGCPシーズン2が始まります。次なる旅も楽しみです。