2022/02/28

GCP 終章(エピローグ)〜シーズン1の旅〜

 2月25日(金)は、今年度最後のGCPの授業が行われました。

 最後のレッスンは、Unit1からUnit6までの学習内容をクイズ形式で振り返るという内容でした。シーズン1の旅を振り返りながら、GCPで学んだ大切なことを全員で再確認しました。



 授業の終わりには、生徒たちがケリー先生へ1年間の感謝の気持ちを英語で伝えました。そして、サプライズとして、教室の窓ガラスにお礼のメッセージが!これにはケリー先生もウルウルされていました。


 旅の終着駅に立ち、改めてGCPについて考えてみると、GCPは地域社会やグローバル社会で活躍するための能力や心構えを教えてくれる授業であるといえます。

 恥ずかしながら筆者は、GCPが始まる前までは、シンプルに語学力を磨くための授業かと思っていました。もちろん授業はオールイングリッシュで行いますし、グローバル社会でのコミュニケーション手段として英語力を磨くことも大切な要素のひとつですが、GCPはそれ以外にも重要な要素をたくさん含んでいました。

 GCPが定義しているグローバル・コンピテンス(世界規模で活躍するための能力)とは、以下の通りです。

①地域社会やグローバル社会、そして異文化に関する問題について深く考え解決する。

②お互いの個性を理解し、尊敬し合いながら、多種多様な異文化の人々とオープンに繋がる。

③共同体の一員としてグローバル社会の繁栄と持続可能な発展のために行動する。

 1年間の旅を終えた今、ようやく筆者も3つの項目の意味が飲み込めました。

 実際にどのような授業を行っていたのかというと、例えば年度当初に「4つのL」(Listen、Lean in、Look、Learn)を身に付けようという内容の授業を行いました。話を聴く姿勢が大切であることは、世界中どこにおいても変わりありません。そういった心構えを身に付けたうえで、異文化について学びながら多様性を認めたり、世界市民としてSDGsについて議論したりしました。

 GCPシーズン1の旅は、まさに本校が掲げる「グローカル・リーダーの育成」の初歩でした。今年度のシーズン1は終章を迎えましたが、新2年次は4月からGCPシーズン2が始まります。次なる旅も楽しみです。